既製パッケージでは不可能だった高度な生産管理システムをCORE frameworkを活用することでデジタル化に成功。

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繊維製品製造業 様

プロジェクトの背景と課題 ~ 複雑な業務と進まぬ後進の育成 ~

本来生産管理とは製品のクオリティ担保や進行を円滑にすべく、平易で扱いやすいシステムでなければなりませんが、長年に渡り蓄積した情報の整理・改善と進行中の案件を管理するという日々の目の前の業務とのバランスが取れず、結果として生産管理システムが非常に複雑性の高いものとして構築され続けてしまっておりました。

そしてその複雑性の高さゆえ、従来の生産管理パッケージを扱うベンダーでは自社の業務内容をデジタルに落とし込むことが叶わず、紙と複数のエクセルファイルによる管理から脱却することができませんでした。

さらにそういった資料管理そのものにも高い技能が要求されたため、負担が技能を有するごく一部の人員に集中してしまうという事態も招いており、その結果負担を負う人員の業務時間は膨大化し、業務の分担や今後を担う後進育成に時間を割くこともできないという、労務管理や人材育成といった観点からも問題のある状況に陥っておりました。

まずは複雑な業務内容と現場の実態を把握してもらうべく、STOVEメンバーの方達による細かな実地調査と現場へのヒアリングが行われました。

その調査結果を踏まえた進行提案書の内容が、正確に問題を汲み取ったものであったこと、新たなシステムが実際に活用されるにあたり運用方法が現場にとってしっかりリアリティのあるものであったことなどから、現在の業務をデジタル化できると判断しました。

ただし、高度で複雑性の高い業務ゆえ、デジタル化にはメンバーの方による手厚いサポートが必要となることも事前に予想され、どこまで親身になって対応してもらえるかという点も重要視しておりました。
その点で、一般的なITベンダーと異なり密なコミュニケーションを取りながら二人三脚で開発を進めてくれるSTOVEチームがいたことが、CORE Framework導入に至った経緯です。

既存ベンダーでは対応できなかった複雑な案件にも関わらず、大手ベンダーに比べ抑えられた費用感であったことも大きな決め手となりました。

導入効果 ~ 負担軽減と変化への高速対応 ~

デジタル化に踏み切ったことで、一極集中していた業務を分散させることができるようになっただけでなく、業務を分担することで後進に経験を積ませることができる環境へと生まれ変わりました。

加えて、日々変化する環境の中、変更点ひとつ反映させるにもいくつものエクセルファイルと紙を参照しなければならず、それが業務の更なる複雑化と時間の膨大化を招いていましたが、その変更も容易に行えるようになりました。

このように負担軽減につながっただけでなく、高速で改良を加えられるCORE Frameworkは、目まぐるしく変わる環境に都度対応を要求される現場にとって、非常にフィットしたシステムとなっています。

また、STOVEチームとはシステム運用開始後も定期的なMTGを重ね、手厚いバックアップ体制を保ってもらっています。